以前の記事で、ほぼ自動で支出管理表を作成した家計管理方法について紹介しました
自分の手をかけずにほぼ自動で支出を把握する事で、その後の家計管理はグッと楽になります

はじめは、支出管理表って聞いただけで、すごく難しそうって思ったけど、ほとんど自動で作ってくれるアプリがあって、私でもできそうって思った

そうでしょ!
自分が10代や20代の時に家計簿を付けていた頃は、こんなに便利なアプリはなかったよ
30年以上前からクレジットカードを使ってはいたけど、数百円程度の日常の支払いにクレカを使うのがなんか大げさって思って現金払いだったし、スーパーでの支払いは現金のみのところがほとんどだった

今は現金のみのお店といえば、古いラーメン屋さんだとか、カフェと呼ぶよりも喫茶店と呼んだ方が相応しいような、昔ながらのカフェとかだけど、そのほか大抵のお店のほとんどがキャッシュレスに対応しているから便利だよね

今は極力キャッシュレスで支払いをしている
小さい店舗でも、PayPayなら対応しているとかもあるから、PayPayには常に5,000〜10,000円程度はチャージしているよ

私はまだお金を遣うことが少ないから、現金でお小遣い帳を付けてるけど、そろそろキャッシュレスも考えようかな
ところで、支出管理表を作ったら次は何をすれば良いの?

そうだった💦
支出管理表を作って、住居費やスマホ代、通信費などの固定費がいくらかかっているかが把握できたところで、次は固定費の削減に入ろう

ここからお金が貯まっていくのを数字で実感出来るんだね

お母さんと一緒に支出管理表を見直して、我が家では年間約31万円の固定費削減に成功したので、実例とともに紹介するね
31万円あったら、国内旅行なら家族3人で2回くらい行ける

飛行機に乗りたい!
税引後で31万円手元に残そうと思ったら40万円、高年収の人なら50万円くらい多く稼ぐ必要があります
私を含むサラリーマンが自分の努力だけで年間収入を40万円増やそうと思っても、そう簡単ではありません
一方、固定費削減は、自分の努力と家族の協力があれば達成することができます
この記事に辿り着いたあなたも、これを機会に是非固定費削減に取り組んでみてください
はじめに:固定費削減は家計改善の第一歩
固定費を削減することは、家計管理の中で最も効果的で持続力のある方法です。 私自身もこれまでにいくつかの固定費を見直し、年間で約31万円の支出削減に成功しました。 今回は、我が家が実際に取り組んで効果があった削減方法と、その金額をご紹介します
実際に削減した固定費とその効果
医療保険・生命保険の解約 (年間▲20万円)
まず、それまで加入していた、医療特約付きの終身型保険を掛け捨て型の保険へ変更したことで、月1.7万円を月0.8万円へ減らし、生活防衛資金と子供の学費を確保したことで、医療保険と生命保険を解約しました
その結果、月1.7万円、年間20万円強の固定費を削減できました
浮いたお金は貯蓄と投資に回しています
終身型保険を掛け捨て型保険へ変える事自体は、夫婦で話し合ってスムーズに行えましたが、医療保険の解約又は減額の考え方の整理に時間がかかりました
夫婦で保険の解約に納得するために、価格.comの入院費用や入院日数をインターネットで検索し、「入院費用の相場」を確認しました
高額療養費制度を利用した場合の金額も明記されていて、病気による入院費用はほとんどの場合で10万円もかかりません
この事実をしっかりと理解して、夫婦で納得した上で医療保険の解約に踏み切りました
因みに価格.comを運営する株式会社カカクコムは、東京証券取引所にも上場していて信頼できる会社ですので、よく利用させて頂いています
自動車の車両保険の解約+見直し (年間▲1.3万円)
自動車保険を年間契約していて、毎年見直しをしています
それまでも安い保険への見直しをしていましたが、2019年に見直した際に、車両保険特約を外しました
対人・対物の任意保険は継続しつつ、年間1.3万円の削減に成功しました
実際、自動車を運転する機会も多くなく、車の修理費も貯蓄で賄えると腹落ちしてからは、わざわざ車両保険をかけておくこと自体が無駄に思えたので、無駄な物にお金を払う必要が無いと気持ちの整理ができました
火災保険の見直し (年間▲0.7万円)
自宅の火災保険を見直しました
それまで、家財保険の部分において、自宅にある家具家電を購入した時の金額分の保険金に加入していました
それに加え、結婚記念に夫婦お互いに送り合った腕時計がそこそこ高額で、その購入金額分の保険金も掛けていました
火災保険の更新のタイミングで夫婦で話し合い、万が一火災などでその腕時計を失った際、また買い直そうと思えば貯蓄で買えることをお互い確認して、気持ちの面でも納得した上で家財保険の部分を最低金額にしました
借家人賠償の部分は必要な金額の保険を維持しながら、家財保険の部分を最低金額にすることで、2年で1.5万円の削減に成功しました
携帯電話を格安SIMに変更 (年間▲0.0万円)
大手キャリアから格安SIMに乗り換えたのですが、携帯電話の料金としては変わっていません
次に紹介するインターネットの固定回線を携帯電話の回線へ置き換える事で、通信費全体としての最適化を図りました
元々大手キャリアの家族割りプランというものに加入していて、家族で加入する事で最低プランの一人月0.2万円程度に抑えられていました
この最低プランでは、外では通信データ使用量を一人月1 MB程度に抑え、自宅では固定回線を使う生活でした
これを楽天モバイルの回線「Rakuten UN-LIMIT」へ乗り換えて、自宅の固定回線の代わりに普段自宅にいる妻の携帯電話のテザリングを利用することで、固定回線を解約しました
夫婦2人で月0.4万円から、楽天モバイルの月0.4万円と金額は変わりませんが、妻は無制限の金額プランで、私は月のデータ使用量 3 MB以下の最低プランで利用する事で、支出は変えずに以前よりも快適なインターネット環境で生活しています
必要に応じて通信をトッピングできる様に、povoも契約していて、たまに1日使い放題のトッピングなどを利用しています
インターネットの固定回線を解約 (年間▲5.7万円)
格安SIMの楽天モバイルへ変更することにより、固定回線を解約し、月0.47万円、年5.7万円の固定費削減に成功しました
新聞の解約 (年間▲3.6万円)
当時、月額3,000円の地方新聞を購読していました
目的は広告のチェックと時事ネタの収集でした
あと、新聞は購読するのが当たり前だ、という固定概念があったと思います
しかし、新聞を購読することで最も困る事のひとつは、古新聞の処分です
紙の媒体は、とにかく場所を取るのと見栄えが良くありません
そこで考え方を改めたのは、「安い」を追い求めた買い物をする事を止めたことです
数百円の安さを求めて隣街のスーパーをはしごしたり、「安い」を理由に買い物に行って結果的に余計な物や余分な量を買ってしまい、時間をかけて買ったセール品が賞味期限切れになって廃棄したなんて事になっては、本末転倒です
また、廃棄が勿体無いからと言って、無理に食べたり、無理やりメニューを考えたりして、足りないものを買い足すためだけに買い物に行ったりすることもしばしばありました
単に「安い」だけを追い求めた買い物を止めたことで、広告が不要になりました
また、楽天証券の証券口座を開設すると、日経新聞を無料で読むことができることを知り、それまで購読していた新聞の解約をすることができました
月2,000円、年間2.4万円の出費が減ったので、大きな削減効果を得ることができました
【おまけ】不要品の販売・処分 (一時収入+3万円)
家に眠っていた不要品をフリマアプリで販売
臨時収入として約3万円を得られました
3万円あったら、家族で美味しいディナーに行けるし、ランチなら3回は行けます
まとめ
支出管理表とライフプラン表を作成したら、何にどれだけお金を支払っているかが明確になります
その後は、固定費を見直すことで、支出を減らすことができ、毎月の家計に余裕ができます
今回は私が実際に行った年間約31万円の固定費削減を紹介しました
- 医療保険・生命保険の解約 (年間▲20万円)
- 自動車の車両保険の解約+見直し (年間▲1.3万円)
- 火災保険の見直し (年間▲0.7万円)
- 携帯電話を格安SIMに変更 (年間▲0.0万円)
- インターネットの固定回線を解約 (年間▲5.7万円)
- 新聞の解約 (年間▲3.6万円)
- 【おまけ】不要品の販売・処分 (一時収入+3万円)
年間31万円あれば、国内旅行なら、家族で2回くらい行けます
毎月25,000円程度 (=31万円/12ヶ月) を優良なインデックス投資に投資して、年利5%で15年間積立運用すると、投資元本450万円に対し、15年後には約660万円にもなります
積立投資は自動化できますので、一度設定すれば後は何もすることはありません
固定費は、一度見直せば来年以降も削減効果が継続しますので、資産形成を行うのに大変役立ちます
固定費削減は、誰でもできる反面、やらないと無駄にお金を垂れ流している状態が続いていつまで経っても生活は楽になりません
これを機に、是非固定費削減に取り組んでみてください
以上参考になれば幸いです
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