貯める(べき)お金の目標金額を逆算

テクニック

「偏差値50平凡サラリーマンの私のお金の貯め方」という記事を書きました

みらい
みらい

貯める方法は分かったけど、何のためにいくら貯めれば良いかわからない

たく
たく

単純にお金を貯める、と言っても、目的と目標がはっきりしないと続かないよね

私が実際に行った方法を紹介するので、最後まで付き合ってね

この記事では、以下の様な人に役立ちます

  • 他の人の貯蓄金額が気になる
  • お金をいくら貯めたら良いのか分からない
  • 老後資金が心配
  • 固定費削減ばかり考えていると、疲れる

それでは具体的に説明します

私が実際に行った方法は、表計算ソフトを使って将来に渡って必要なお金を把握する、です

一度計算して数値化することで、目標が明確になるばかりでなく、家族とも共有できるので、価値観を共有する事にも繋がります

更に、1年に1度くらい、実際の貯蓄額や年金見込み額などを見直すと良いでしょう

実際、いつまでにいくら貯めなければならないか、を考えるとき、最低限必要なのは、前回の記事で紹介した、ひと月あたりの出費の把握です

この金額がベースとなるので、無理のない必要最低金額を知ることが第一歩

次に、エクセルやスプレッドシート等の表計算ソフトを使って、今の年齢から平均寿命まで並べ、その隣に年間支出(ひと月あたりの出費x12)を入力

例えば、現在30歳で、ひと月あたりの出費が15万円であれば、年間支出は180万円

こんなイメージで表計算ソフトに入力します

年齢(歳)年間支出(円)
301,800,000
311,800,000
321,800,000
(中略)
791,800,000
801,800,000
日本人男性の平均寿命→811,800,000
93,600,000

30歳の人が81歳まで、ひと月15万円使うと、なんと約1億円も必要なんですね!

生きるって大変だとつくづく感じます

気を取り戻して。。。

その上で最低限必要な情報が、以下の6点

  1. 結婚する年齢(独身)あるいは、結婚した年齢
  2. 子供の数(何歳くらいで何人欲しいか)
  3. 子供の教育費
  4. 年金金額(老齢基礎年金、老齢厚生年金)
  5. 現在の貯蓄額
  6. 手取り収入

一つずつ埋めていきましょう

1.結婚する年齢(独身)あるいは、結婚した年齢

 未婚の方は、漠然とした年齢で結構です

 今の時点で結婚したい年齢を決めましょう

 決まらない、という貴方、では35歳としましょう

2.子供の数(何歳くらいで何人欲しいか)

 これも結婚する年齢と同じ

 決まらない貴方、2歳離れた子供2人としましょう

3.子供の教育費

 ここは、高校までは、文部化科学省の「平成30年度子供の学習費調査」、大学については、「国公私立大学の授業料等の推移」というサイト情報を参照します

 更に最新の情報があれば、そちらを参照してください

4.年金金額(老齢基礎年金、老齢厚生年金)

 毎年誕生月に、日本年金機構から届く、「ねんきん定期便」の情報を参照します

5.現在の貯蓄額

 ここがスタートになりますので、現在の年齢のところに入力します

6.手取り収入

 現在の手取りを入れ、その収入が定年まで続いた、と仮定して入力します

以上を入力した表計算シートのイメージが以下の様な感じ

子供1人目子供2人目
本人年齢(歳)年間支出(円)年齢(歳)教育費(円)年齢(歳)教育費(円)収入(円)収入-支出(円)貯蓄(円)年金(円)
301,800,0003,000,0001,200,0002,000,000
311,800,0003,000,0001,200,0003,200,000
321,800,0003,000,0001,200,0004,400,000
331,800,0003,000,0001,200,0005,600,000
341,800,0003,000,0001,200,0006,800,000
結婚→352,700,0003,000,000300,0007,100,000
362,700,0003,000,000300,0007,400,000
1人目誕生→372,700,00003,000,000300,0007,700,000
382,700,00013,000,000300,0008,000,000
2人目誕生→392,700,000203,000,000300,0008,300,000
402,700,000313,000,000300,0008,600,000
私立幼稚園3年分412,700,0004527,91623,000,000-227,9168,372,084
422,700,000533,000,000300,0008,672,084
私立幼稚園3年分432,700,00064527,9163,000,000-227,9168,444,168
442,700,000753,000,000300,0008,744,168
452,700,00063,000,000300,0009,044,168
中略
792,700,000-2,700,000????
802,700,000-2,700,000????
812,700,000-2,700,000????
135,900,000????????

ここでは、結婚したあとの支出を、独身期間の1.5倍としました

既に結婚している場合は、実際の支出を入力します

表では”中略”としていますが、ここの部分が最もお金のかかる期間

自分の理想と現実のギャップを埋めなければならない期間でもあります

先ずは教育費を入れて、理想にかかる金額を見ましょう

更に欲しいもの、例えば家や車を支出に加えてみます

その次に、現実とのギャップ(どれくらいマイナスになるか)を見て、そのギャップを埋めるために必要な金額が、目標貯蓄金額

この金額を目指して、資産形成の計画をしましょう

数値化すれば、奥さんとのお金の価値観を共有するのにも有効です

実はこれでも不十分な面があり、この不十分さを株式投資などで補う計画をしているところですが、長くなるので別の記事でまとめます

以上参考になれば幸いです。



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