たくです
40代半ば、サラリーマンしています
私は、たくの娘、みらい
未来から現代を振り返ってみている
お父さんから、「生きるちから」をテーマにいろいろ教わっているよ
たまに説教じみて、話が頭に入ってこないときあるけど
(ーー;)
ところで みらい、お母さん、ついに証券口座開設して投資始めた
お父さん、うれしい
この日がくるなんて、1年前は考えられなかった
そうよね
あのお母さんが始めたなんて、スゴイ!
私も以前は投資って怖い、ってイメージだったけど、今はそれほど怖くない
寧ろ、投資先の国や会社の経済状況をもっと知りたいって思うようになった
日本人が投資に対する恐怖感を持つのは無理ありません
理由は、義務教育で、あまり投資や金融に関する教育を受けてないからです
投資と投機、そしてギャンブルの違いについては、過去の記事で解説しているので、参考にしてください
日本人の大半は証券投資の経験がなく、保有比率の92%以上が預貯金というから、いきなり投資、って言われても抵抗感あるのは無理ないね
証券投資とは
株式・国債・社債・投資信託などの証券の取引を行い,資産を運用すること
それに、お母さんって、ガッチガチの保守的な考え持ってるから、節約とかコツコツ貯金は得意
そうそう、コツコツ貯金ができていたから証券投資に回せるお金がある、という意味では、今までは準備段階だったと考えれば良いか
それにしても投資に対する抵抗感は、半端なかったなぁ
証券投資に対する抵抗感が大きく、なかなか踏み出せない人は多いと思います
今回は、私自身を含め、我が家でどうやって証券投資を始めたかを振り返ってみました
人生100年時代とか、年金2000万円問題などが話題になる中、皆さんの中には、
「投資には興味があるけど、どうやって始めたら良いかわからない」
とか、
「自分は投資を始めたけど、パートナーの理解を得られない」
などという方も多いと思います
そんな方々の参考になれば幸いです
Contents
先ずは結論から
投資=ギャンブルだと思っているパートナーに投資を促すステップ
①日本人の証券投資の実情を知る
(自分が少数派、パートナーが多数派)
②パートナーの不安、不満を知る
(表面上の言葉ではなく、真意を知る)
③自分自身の小遣いや資産で、証券投資を始め、結果を出す
④自分がどうして証券投資をしたいのか、パートナーに噛み砕いて伝え、「どうして」を理解してもらう
⑤パートナーに、100円程度の小額からでも良いので、証券投資を始めてもらう様促す
順番に解説したいと思います
日本人の証券投資の実情を知る(自分が少数派、パートナーが多数派)
日本人の投資経験者は約2割、残り8割は経験なし
日本人の投資経験者は約2割程度という調査結果があります
残りの8割の方々は、今だ投資経験がありません
そして、証券投資に関する金融教育を受けてこなかった人の割合は8割という調査結果も
日本では、あまりに証券投資に関する教育がなされてないことが
投資経験の少なさに繋がっていると言っても過言ではない数字です
内閣府の平成14年の世論調査によると
株式・国債・社債・投資信託などの証券の取引を行い,資産を運用することを証券投資というが,現在証券投資を行っているか聞いたところ,「現在行っている」と答えた者の割合が9.8%,「以前行っていたが,現在は行っていない」と答えた者の割合が8.8%,「行った経験はない」と答えた者の割合が79.7%となっている。
これをグラフでみてみると、こんな感じ
経験者少ない上、投資を継続している人は僅か10%にも満たないことが分かります
日本証券協会の調査結果では
一方、日本証券業協会が平成30年に、平成27年のデータをもとに調査した結果見てみましょう
日本証券業協会の調査方法
調 査 対 象 全国、20 歳以上の男女個人
標 本 数 7,000 サンプル(1地点 14 サンプル×500 地点)
標 本 抽 出 方 法 エリアサンプリング(1)+割当法(2)
*平成 27 年国勢調査(総務省統計局)データを用いた。
現在保有率が最も高い金融商品は「預貯金」(92.8%)である。また、「株式」は 12.6%、「投資信託」が 9.2%、「公社債」が 2.7%の保有率となった。
更に、証券投資に関する教育の有無について、
証券投資に関する教育について尋ねたところ、「受けたことがある」(7.2%)、「受
けたと思うが、あまり覚えていない」(12.4%)を合わせた教育経験率は約2割、残り
約8割は「受けていない」(80.3%)と回答した
これらをグラフで見てみると、株式の割合が12.6%と、若干増えたことが分かります
先ほどのデータが平成14年に対し、今回のデータが平成27年ですので、証券投資をしている人は徐々に増えている様です
それでも大半が預貯金である現実は変わりません
証券投資に関する教育については、80%以上の方が、「受けていない」と答えており、まだまだ改善の余地がありそうです
こんな日本の実情を、何となく知ってはいたものの、我が家ではこんな会話が繰り広げられていました
投資始めようと思ってるんだけど
(妻)
投資=ギャンブルでしょ?それよりもすることあるでしょ!子供の教育とか
この会話には、妻が投資をしない、2つの理由が隠れていました
それは、
- 「怖い」←日本社会では、投資の教育自体をがほぼ無いから、知識が不足しているから
- 「新しいことを考える余裕が無い」←自分(パートナー)自身が満たされていないから
これらパートナーの」不安や、不満についても、一つ一つ解説していきます
パートナーの不安、不満を知る(表面上の言葉ではなく、真意を知る)
投資=ギャンブルでしょ?
前述の通り、日本では証券投資をはじめ、お金に関する教育がほぼされていいません
知らないことに対して、不安に感じても仕方ありませんよね
増して、多くの日本人に、投資=ギャンブルというイメージがあるから尚更です
車に例えると、運転したこともないにも関わらず、いきなり「運転したいから車貸して」、と言うようなもの
相手は拒絶しますよね
我が家のケースで、「投資=ギャンブルでしょ?」という反応だったのは至極真っ当な反応だったわけです
それよりもすることがあるでしょ!子供の教育とか
そして、次に、「それよりもすることがあるでしょ!子供の教育とか」という反応についてです
確かに我々の共通のテーマとして、まだ幼稚園に通う子供の教育がありました
ただ、本質はそこではありません
実際、何度子供の教育方針や、具体的な習い事の始め方などを話し合っても、状況は全く変わらりません
その本質は、パートナー自身が満たされていないこと
本人が満たされていれば、子供の教育をじっくり考え、夫婦で相談する心と時間に余裕ができます
余裕があれば、不満は感じないものです
具体的に我が家のケースで言うと、当時海外出張により、年間7〜8割を単身で家を空ける生活が招いた不安定さでした
私が普段、家に居ないため、パートナーの家事や子育ては完全ワンオペ状態
パートナーの実家も県外で離れているため、普段は頼れる人が近くに居ない
長年続いたこの不安定な生活が、パートナーの精神に緊張感を与え続け、心が休まる時間が極端に短くなっていました
結果、パートナー自身が満たされない状態が続き、新しいことを受け入れる余裕を奪ってた
私の長期海外出張生活が一段落し、日本で生活できるようになり、パートナーの心に少しずつ余裕が出来てきたことで、新しいことを受け入れられるようになって来るのが日々感じられるようになったのです
皆さんの場合でも、このようにパートナーの不満の原因は、その人自身が満たされていないことにある場合が多いです
私も初めから不満の原因を分かっていたわけではなく、色々試した結果、分かったことですね
ただ、一つ言えるのは、人の不満は、必ずしも口に出した言葉自体ではなく、表面には見えない本質がある、ということです
自分自身の小遣いや資産で、証券投資を始め、結果を出す
このように相手の心を手探りで理解しようとしても、なかなか溝が埋まらない中、パートナーも私の熱意に根負けしたのか、ある時自分自身のお金(具体的には結婚前の貯金)なら証券投資してもよい、という話になりました
早速私は証券口座を開設
それまで証券投資を始めたくても始められなかった状況で、十分すぎるほどYoutubeやインターネット、及び書籍などで勉強していた私は、迷わずネット証券を選択
店舗型の証券会社ではなく、ネット証券を選ぶ理由については、別の記事にまとめたいと思いますので、ここでは割愛します
楽天証券に口座開設
私が口座を開設したのは楽天証券
理由は、楽天ポイントで投資が出来ることと、クレジットカードで投資信託を購入することができ、月5万円までなら購入金額の1%がポイントバックされるという点と、商品の豊富さです
とにかくリスクを最小限にしたいという気持ちが強かったことを覚えています
ネット証券の代表格であるSBI証券も、商品の豊富さと、外国株を購入する際のドル購入手数料の安さという点でおすすめできます
投資信託とは、株や債権、不動産などの個別の商品を複数組合せた商品で、リスク分散が期待できる
果物で例えると、一つのりんご農家さんから買うりんごが個別株、複数のりんご農家さんや全国のりんご農家さん、又は、みかんやメロン農家さんからいくつかの種類を取り寄せて、果物の盛り合わせにしたのが投資信託
売買は一日1回のみできる
eMaxis SlimシリーズS&P500、先進国株式と楽天全米株式へ投資開始
実際に購入した投資信託は、業界最低水準の運用コストを目標に掲げていて、実際に信託報酬が安いeMaxis Slimシリーズから、S&P500と先進国株式インデックスを選びました
また、単純な興味本位から、楽天全米インデックスファンドも購入
途中ですべてS&P500一択に変更しましたが、私が始めた2019年自体が、証券投資にとって好機であったこともあり、2020年10月初旬の時点では、どれもプラスの評価益を上げています
SBIネオモバイル証券で日本の高配当株へ投資
一方、日本の高配当株をSBIネオモバイル証券で単元未満株を購入し始め、半年ごとに少額ながら配当金も入るようになりました
少額とはいえ、銀行に預ける場合の金利に比べたら何百倍、何千倍もの金額
パートナーへ示す結果としては、十分な実績です
単元未満株を複数社購入することで一社あたりのコストを低く抑えつつ、リスク分散をして日本株全体でプラスのキャピタルゲインを狙いつつ、インカムゲインをしっかり得ることができています
キャピタルゲイン:株が値上がりすることで得られる利益
インカムゲイン:株式の配当金や債権の利子
米国高配当ETFへの投資
2020年初頭より、米国高配当ETFへの投資も開始
丁度コロナショックによる暴落が起きたため、ETF銘柄によってはマイナスの評価額となっている銘柄もありますが、暴落のタイミングで買い増しをしたことで、ETF全体の評価額としては、プラスの結果になっています
証券投資を開始する前までの勉強と、投資を開始したタイミングとが功を奏し、パートナーへ示す結果として十分な実績を示すことができ、パートナーの証券投資への恐れも、段々と小さくなっていきました
ETFとは、上場投資信託のことで、証券取引所で株のように自由に売買できる
自分がどうして証券投資をしたいのか、「どうして」を理解してもらう
パートナーの不安や不満が小さくなってきたところで、自分自身がどうして証券投資をしたいのか、を様々な角度で説明し、その「どうして」を伝えます
正直、ここに至るまでも、同じような話を繰り返ししていましたが、中々伝わらないことが続いていました
説明の仕方や、相手の心の状態により、受け入れられる言葉などが違いますので、同じ話でも、このタイミングで話をすることで、相手が受け入れやすい状態になっていたと思います
実際、わたしの「どうして」は、長生きリスクです
いくら推定寿命をもとに計算してお金を貯めたとしても、それより長生きすれば、いずれお金は枯渇してしまいます
この、長生きリスク、については、別の記事の、「長生きが招くお金の誤算」という記事で詳しく紹介していますので、よかったらご覧ください
パートナーに、小額から証券投資を始めてもらう様促す
自分がどうして証券投資を必要としているのか、の説明に対し、パートナーが理解を示し、賛同してくれたら、あとは行動に移すのみです
ただ、いきなり何万円、何十万円も投資に回せる人も居れば、数千円、いや数百円くらい、という人も居ると思います
例えば個別株ですと、売買単位が100株からなので、ひと株数百円の株価の株でも、最低数万円必要
一方、投資信託なら100円から購入できるので、初心者が始めるには少額で小さいリスクで始めることができます
100円程度の投資で、意味があるの?という疑問を持つひとが居るかもしれませんが、例え100円でも、自分のお金を実際に投資するのと、しないのとでは大きな違いがあります
自分がお金を出して実際に買ったものは、例え少額でも当事者意識が芽生え、より身近な物として考えるようになります
また、自分で購入したものは正当化したくなる心理が働くのも、期待できる効果のひとつ
我が家の場合、私自身が実践し、プラスの結果を出すことができたこともあってか、パートナーの証券投資に対する不安が減った様で、私と同じ様につみたてNISAで年間40万円満額投資することから始めてくれました
投資の必要性は分かったけど、まだ知識が足りないため、身近でプラスの結果が出ている人を真似るところから始めたという感じです
我が家で始めた証券投資まとめ
我が家でどの様に証券投資を始め、投資=ギャンブル、という固定概念を持つパートナーから理解を得て、そしてそのパートナーが証券投資を始めるに至ったかを紹介いたしました
①日本人の証券投資の実情を知る
(自分が少数派、パートナーが多数派)
②パートナーの不安、不満を知る
(表面上の言葉ではなく、真意を知る)
③自分自身の小遣いや資産で、証券投資を始め、結果を出す
④自分がどうして証券投資をしたいのか、パートナーに噛み砕いて伝え、「どうして」を理解してもらう
⑤パートナーに、100円程度の小額からでも良いので、証券投資を始めてもらう様促す
先ずは、日本社会において、自分が少数派の2割、パートナーが多数はの8割であり、自分が非常識な事を言っていると認識することが第一歩です
そして、パートナーの不安を理解した上で、不満を知ってその不安を取り除いてからでないと、相手は聞く耳を持てないことを理解し、不安と不満を取り除くことに注力する
一貫して重要なのは、自分自身が興味を持って勉強をして、正しい知識を取り入れること
この、正しい知識というのが、注意すべき点です
私は2019年5月から実際に証券投資を始めましたが、それまでにYoutubeやWebサイト、書籍などで相当調べました
インターネットの情報って、いろんな人がいろんな考えをもって、発信しています
「この証券会社だ」とか、「個別株だ、いやいやインデックスでしょ」とか、「この商品がいい」など様々な情報がある中で、取捨選択が必要になります
簡単に儲かるとか、短期で儲かるという話は信じないで、適正な情報を入手しましょう
「お金の大学」という書籍は、お金に関する知識を体型立てて説明されている良書です
良かったら手にとって読んでみてください
家族や友人にも胸を張って紹介できる書籍です
自分で証券投資を開始し、プラスの結果を出すことで、パートナーの不安は大分減ります
そして、どうして証券投資をしたいか、の考え方を伝えて理念を共有できれば、基盤づくりは完成です
あとは、パートナーがいくら位から始めるかを話し合い、実際に証券投資を始めてもらえるを決めれば、事務的な手続きを行うにはそう時間はかからないでしょう
我が家の場合、パートナーが証券投資を開始したら、子供のジュニアNISA口座開設手続きまでトントン拍子に進みました
理念の共有ということろが一番時間とエネルギーを使いますが、一旦、理念共有という基盤が固まれば、その先は比較的スムーズにことが進むと思います
以上、参考になれば幸いです
みんなで正しい知識をつけて、証券投資を始めましょう!
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