【51歳 同僚サラリーマン】 の老後資金と投資

マインド

先日 同僚3名と私との会食で 投資の話題になりました

今回はその中の51歳の同僚の話

会食メンバー

51歳男性:既婚、課長、新築購入したて、投資歴なし

36歳男性:既婚、管理職なりたて伸び盛り、投資歴なし

30歳男性:既婚、将来有望な若手、投資歴なし

筆者:   既婚、46歳伸び盛り、投資歴3年目

たく
たく

私以外は皆、新卒で今の会社へ入社して 仕事を頑張っている一途なサラリーマンたち

みらい
みらい

すごーい

学校卒業してずっと同じ会社で働き続けるのって

よほど居心地良いんだね

たく
たく

そうなんだよね

確かに 福利厚生や給与面、仕事のやりがいなど 不満は感じない会社

ただ この中の誰も投資をしていないから 益々会社の言いなりが続くなと思って

つい投資の話をしたくなってしまって

みらい
みらい

やっぱり話を切り出したのは他の人じゃなかったのね

会社の同僚との会食と言えば 会話は おおよそ仕事の事、家族の事、子供の事くらい

お金の話になる事は先ずありません

でも、やっぱり現代社会において自由度を広げるには お金という物は

欠かせないアイテムだし 一つの会社だけに縛られず、心にゆとりがうまれる

たく
たく

そう!副業や投資でお金が増えていくと 心にゆとりが生まれ、会社からの束縛から解放される

みらい
みらい

とは言っても 年上の同僚に

たく
たく

人の話をよく聞いてくれる優しい人なんだ

何か彼の役に立ちたいという思いがあるんだよね

みらい
みらい

お節介にならないようにね

たく
たく

・・・

私自身 ひとつの会社だけに・・・依存しない生活を目指す様になってから

未来に対してより希望を持てるようになり、今の会社で辛いと思ったときでも

自分自身を俯瞰ふかんしてみる事が出来て 楽になりました

だから自分の周囲の人にも 心に余裕を持って 仕事に没頭してほしい

そんな思いで ついお金との距離感について話をしてしまうことになります

Contents

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51歳同僚へ投資の提案をするとしたら

会食中はまだ、「よし、俺も投資始めよう」という雰囲気ではなく

51歳の同僚は決断できていない様子

老後の資産形成について考えている様で

投資についてある程度知識が有るようでした

「やっぱりつみたてNISAとiDeCoかなぁ、でももう歳だしなぁ」

と何度かつぶやいているところから 中々一歩が踏み出せない様子

その日は煮え切らぬまま帰宅したけど、次回また話したい

という自分自身の勝手なお節介でもある

個人投資家のはしくれとして、51歳同僚への提案を考えました

51歳同僚へ投資の提案をするとしたら
  1. 銀行預金も 日本円への投資
    • 日本円の価値は インフレや 為替で 日々変動している
  2. 人生100年時代、現金預金は 減るばかりの長生きリスク
    • お金を生み出し続ける金のニワトリは 精神安定剤
  3. 先ずは固定費削減して余剰資金で投資
    • 証券口座開設を同時に始めて待ち時間を有効活用
  4. 少額から投資
    • 月数千円程度から始めて投資に慣れる
  5. 今日が人生で一番若い日
    • やってしまった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい

何故そう伝えたいか 一つずつ深堀りしてみます

銀行預金も 日本円への投資

日本円の価値は インフレや 為替で 日々変動

不動産や株式への投資には元本保証がないことから

増えることもあれば元本割れを起こすこともあります

一方 銀行預金は、元本割れしないため お金は減らない

でも 本当に減らないのかを考えてみます

銀行の銀行と言われている 日本銀行は、2013年1月に

「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定めました

つまりインフレ率+2%を目指します ということです

インフレとはインフレーションの略で、物の価値が上がること

逆に物の価値が下がることをデフレ(デフレーション)と言います

物の価格を安定させるためには、人が安心して物やサービスを購入する仕組みが必要

インフレ(物価の前年比がプラス)だと物やサービスの値段が上がるので

物の製造、流通、販売に携わっている人々の収入が増えるが

物の値段が上がり過ぎると購買意欲が湧かない

逆にデフレ(物価の前年比がマイナス)の場合 収入が減ってしまい

収入が減ると購買意欲が湧かない

丁度よいのがインフレ率+2%ということを示しています

インフレとデフレ
  • インフレ(インフレーション)
    • 物の価値が上がる = お金の価値が下がる
  • デフレ(デフレーション)
    • 物の価値が下がる = お金の価値が上がる

一方 物価が2%上がるということは、100円のお菓子が来年には102円に値上がりするということ

物の値段が上がるということは、お金の価値が下がるということと同じ意味

実際は値上げをするとお菓子を買ってくれないので、実際はお菓子の中身が減る場合も多い

例えばポテトチップスの値段はあまり変わっていない様に感じますが、中身が減っています

しかしデフレ経済と言われている日本では、実際の物価指数はそんなに高くありません

総務省のデータによると、コロナショック前の2018年の消費者物価指数の前年比(インフレ率)は+1.0%

2019年が+0.5%と、+2%には及びません

日本のインフレ率
  • 2017年 → 2018年:+1.0%
  • 2018年 → 2019年:+0.5%

仮にインフレ率+1%の場合、お金の価値は(目に見えないが)逆に-1%

つまり、今日の100万円の価値は 来年には99万円の価値になっているということになります

一方 銀行預金の金利は、2021年時点の大手銀行で0.001%~0.002%程度

ということは銀行へ100万円預けた場合、金利で10~20円程度しか増えず

+1%のインフレで減るお金の価値を補填するほどの金利は付きません

インフレ率+1%の場合のお金の価値

今日の100万円の価値は 来年には99万円の価値

今日銀行へ100万円預けた場合、1年後の金利は10~20円

人生100年時代、現金預金は 減るばかりの長生きリスク

資産が現金預金だけの場合、仕事を退職すると65歳以降は年金収入のみになります

サラリーマンの年金平均受給額は 国民年金と厚生年金を合わせて

おおよそ20万円前後

(厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)

ここから税金や保険料を支払うと、残りは更に少ない手取り金額

老後の生活費は人それぞれですが、多くの場合、預金を切り崩して

生活費の一部に充てたり、突発的な出費に充てたりします

ただこの人生設計、自分や家族の寿命がいったい何歳を想定しているのか

人は必ずいつかは寿命を迎えますが、自分の寿命を分かっている人は

誰も居ません

考えていたより短く生きるかもしれないし、長く生きるかもしれない

老後資金で自分が困るのが、長生きした時

長い間貯めてきたお金が減っていくのを見ながら送る余生を想像すると

心のゆとりが狭くなっていく気がします

だから 生涯に渡ってお金が増える仕組みが必要

人生100年時代の老後
  • 減っていく老後資金を見ながら送る人生
  • 老後資金が減らない 或いは増えていく人生

選択できるとしたら、どちらを選びたいか

因みに家族が困るのが 考えていたより寿命が短かった時

寿命だけは決められないので 今日を大切にしたいと思います

先ずは固定費削減して余剰資金で投資

51歳のサラリーマンが投資を始めようと思ったとき

まず初めに行うのは 固定費削減です

特に浪費癖のある家計でいくら投資しても 浪費で減る金額が投資で増える金額を

上回る場合、長続きしない可能性が高い

みらい
みらい

固定費削減から始めるべきなのと51歳という年齢って 関係ないんじゃない?

たく
たく

良いところに気が付いたね

投資の前に固定費削減が必要なのは、年齢問わず共通すること

でも50代にもなると それなりの収入があるから 生活コストが上がっている

可能性が高い

投資で資産の増加を実感するには ある程度の資金が必要である一方

リタイアに近い年齢の人ほど 株式と一緒に債券や現金などの

リスクの小さい物の比率を高める必要もある

みらい
みらい

つまり、現金はある程度確保しつつ 株式投資して

株式が暴落しても 落ち着いていられる様にするってことね?

たく
たく

その通り!

全く株式投資をしたことが無い人が 少額とは言え、将来の老後資金

の一部を投資して 暴落してしまったら 後悔する人も居ると思うんだよね

初から含み損を経験すると、止めてしまう可能性が高い

だから 固定費を削減して、元々無かったお金を資金の一部にする

51歳サラリーマンにとって固定費削減が大切な理由
  • それなりの収入があるから 生活コストが上がっている可能性が高い
  • 投資による資産の増加を実感するには ある程度の資金が必要
  • リタイアに近い年齢ほど リスクの小さい債券や現金比率も高めたい
  • 元々浪費に費やしていたお金なら 投資して減ったとしても慌てない

少額から投資

そして 始めは少額から積立投資

初めは月2000円~3000円で良いと思います

投資と言えば 個別株をイメージする人が多いけど

やはりインデックスの投資が誰にでもできて

リスク分散されているからおススメ

商品は定額で購入できる投資信託です

固定費削減でできた余剰資金の一部を毎月積み立て投資して

株価の変動に慣れる事から始めるのが 最も長続きする方法だと思います

インデックス投資には 長期保有が重要

今日が人生で一番若い日

人は安定を求め、逆に変化を嫌う動物

特に日本人は 欧米諸国の人たちよりも この変化を嫌う傾向が顕著だと思います

だから終身雇用制度という雇用形態が未だ続いているし 変わらなくて良いとさえ

思っている人が少なくない

そして人は 死ぬときに後悔するものの一つとして

やってしまった後悔よりも やらなかった事への後悔の方が

大きいと言われています

例えば今 過去を振り返った時

「あの時 あの人に告白しておけば良かった」

とか

「あの時 無理して海外に留学しておけば良かった」

とか思うことは誰でもあるでしょう

人は過去には戻れません

何故なら今日が人生で一番若い日だから

この言葉を初めて聞いた時、やりたい事は今やろうと改めました

まとめ

会社の同僚との会食の場で出た話題から 51歳同僚の投資開始 の是非についてまとめました

51歳からでも遅くはありません

いや、もっと年齢を重ねていても良いと思います

ただ、始めるならある程度の知識を蓄えつつ、小さく始める事が大切

次回、51歳の同僚へ説明できて相手が聞いてくれるとしたら

次の事を話そうと思っています

51歳同僚へ投資の提案をするとしたら
  1. 銀行預金も 日本円への投資
    • 日本円の価値は インフレや 為替で 日々変動している
  2. 人生100年時代、現金預金は 減るばかりの長生きリスク
    • お金を生み出し続ける金のニワトリは 精神安定剤
  3. 先ずは固定費削減して余剰資金で投資
    • 証券口座開設を同時に始めて待ち時間を有効活用
  4. 少額から投資
    • 月数千円程度から始めて投資に慣れる
  5. 今日が人生で一番若い日
    • やってしまった後悔より、やらなかった後悔の方が大きい

投資は自己責任ですし、私は大いに考えてよいと思います

ただ、何か月、何年も考えているとしたら 長すぎる

その時間が勿体ない

小さく始めて小さく失敗する

これを繰り返せば大きな成功が待っています

以上参考になれば幸いです



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