今回は、大学を卒業して直ぐにベンチャー企業へ就職し、その後3回の転職で年収を上げてきた経験から、希少性の具体例を紹介します
この記事の内容を実践すると、以下の事が実現します
新卒時の就職先の幅が拡がる
転職するとき、あなたを欲しがる企業は多い
私は団魂ジュニアx就職氷河期世代
近頃、日本の雇用に関して他人事とは思えない話題が続出
Contents
希少性が求められる時代背景
2019年頃から、45歳以上黒字リストラが増え、トヨタ自動車社長の、「終身雇用を維持していくのは難しい局面に入ってきた」という発言がありました
この背景には、高くて良いモノが売れない時代にあります
ある程度の品質の物が、発展途上国で低コストで大量に作られるようになり、安くて良いモノが溢れる世界
日本で人件費や工場などの固定費を捻出するには利益が圧迫され、生産拠点の海外への流出が止まりません
かつての日本の高度経済成長を支えた、高品質大量生産が、海外で行われているためです
メンバーシップ型とジョブ型
これにより、日本の雇用形態が、メンバーシップ型からジョブ型に移行していくと言われています
メンバーシップ型にジョブ型。。。働くのに型があるの?
メンバーシップ型を平たく言うと、大学を卒業するリクルートスーツを着た学生達をまとめて採用し、企業に入ってからその企業で何でもできるオールマイティーに人材を育てる雇用形態だよ
今の新卒一斉採用がこの形態に合っているね
毎年5月ごろになると、就職活動解禁、なんてニュースで見る
みんな真っ黒なスーツで、個性が無い同じ人ばかりだっていつも思ってた
それに対し、ジョブ型雇用とは、企業の仕事に合わせた採用を行う
ジョブディスクリプションと呼ばれる職務記述書へ、その人の仕事の範囲を明記し、その範囲で仕事をするよ
今の学校を卒業しても、企業で役立つ人材なんてわからない
そうだね
教育現場では課題が多いと思う
だからジョブ型雇用は、日本では中途採用の方が適していているね
私は3回の転職を経て、自分の能力を発揮できる仕事を選んだから、企業側からすると、必要な職務の人を雇ったことになる
経験上、ジョブ型雇用で採用される大変さはよくわかるけど、ちょっとしたコツもあって、それは、人とは違う希少性もつこと
希少性って、確か転職の記事で話題に挙がった、何かと何かを掛けると希少な存在になる、って藤原和博さんの動画、私も視た
以前、年収を上げる転職について書いた記事に、希少性を養う重要性についても触れているので、まだ読んでいない方は是非読んでみてください
それでは早速、エンジニア経験の中で、希少性が養われる具体例について紹介したいと思います
学生期間に養える希少性は、エンジニアx英語
エンジニアとして就職して最も感じることは、理工系出身の人は、文系出身の人に比べて、英語が苦手な人が多いことです
英語の中でも、読み書きはだいたい学力に比例しますが、聞くことと話すことが苦手
読み書きにおいても、所謂ビジネス文書になっていない場合が多いです
理工系というだけで特殊な分野を学びますが、文系と比べたらコミュニケーション力が高くないせいもあるかもしれません
エンジニアを目指す学生が、学生のうちに意識して生の英語に触れ、人より多く学習しておくと、就職する時点でその希少性がぐっと上がります
経験上、英語が使えるエンジニアは、各部署10%以下
にも拘わらず、グローバル化が進み、海外との交渉事は増える一方です
学生のうちに英語を伸ばす具体的な方法
具体的には、以下の方法があります
国際交流が活発な大学を選ぶ
留学生が多い研究室、ゼミを選ぶ
ワーキングホリデーなどを活用して、海外で英語しか使えない環境をつくる
私の場合、工学部4年生から大学院の間に在籍した研究室で、毎朝8時からの朝ゼミで、持ち回りで研究の進捗を英語でプレゼンをする、という環境に身を置きました
質疑応答も全て英語で、日本語禁止の時間です
入ったばかりの学生であっても例外ではありません
その研究室の構成は、各学年3~4名で、うち、交換留学生が1名ほど
当時は辛かったですが、卒業するまでに国際学会で発表し、英語の論文を執筆し、ネイティブの方と日常会話ができるまでになりました
更に研究室の教授は研究にも厳しく、結果を出さないと卒業をさせてくれない人も何人か居るほどだったので、英語ばかりやっていたわけではありません
また、ワーキングホリデー※などで海外で1年間生活した人が、研究室にも何人か居ましたが、彼らの英語力は抜きん出ていましたので、おススメです
※私は一歩が踏み出せませんでしたが、今振り返れば、踏み出していたらもっと上達したことは間違いなしです
まとめ
日本の企業は、メンバーシップ型からジョブ型へ移行しつつあります
全てがジョブ型へ変わることはありませんが、移行する企業や職種は増えるでしょう
メンバーシップ型だけでは、日本での働き方に限界が来ているためですね
新卒学生の就職はどうしても横並びのメンバーシップ型雇用になりがち
就職先の幅を広げるためにも希少性を養う事は大変重要です
理工系の学生、エンジニアの場合なら、英語を習得するのが大変おススメ
需要が高い割に、英語が苦手なエンジニアが多いからです
エンジニアx英語の希少性により、ジョブ型雇用の企業や職種を選べるうえ、従来のメンバーシップ型の就職も可能でしょう
今はインターネット技術が発達し、Youtube等の無料配信サービスで沢山の英語チャンネルがあります
学生の方も、社会人エンジニアの方も、やる気があれば今からでもお金を掛けずに英語は学べます
やる気は自分の価値観と目標で生まれるので、見つめなおすきっかけになれば幸いです
コメント