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こどもNISAのデメリット7つ|申し込んで分かった注意点と備え

こどもNISAのデメリット7つ。申し込んで分かった注意点と備え 教育

こどもNISAは、子どもの利益が非課税になる、よくできた制度です。ただ、申し込む前に知っておきたい注意点もあります。

私は2026年10月3日に、楽天証券でこどもNISAの口座を申し込みました。そのあとで取引のルールを読み直すと、「引き出しにくい」「あとから金融機関を変えられない」など、先に知っておきたかった点がいくつもありました。

この記事では、こどもNISAのデメリットを7つに分けて、証券会社の資料で確かめた内容と、わが家の備え方を書きます。

この記事で分かること
  • こどもNISAのデメリット7つ
  • 引き出し・解約・金融機関の変更の決まり
  • デメリットごとのわが家の備え方
  • それでも申し込んだ理由
みらい
みらい

非課税なら、いいことばかりじゃないの?

たく
たく

税金の面はそうだね。ただ、自由に出し入れできる口座ではないんだ。そこを知らずに入れると、あとで困るよ。

  1. 結論|使う時期が決まったお金は入れない
    1. 引き出しには条件がある
    2. 金融機関はあとから変えられない
    3. 口座のお金は子どもの財産になる
  2. 1. 引き出しには条件がある
    1. 12歳からは条件つきで引き出せる
    2. 口座の解約は引き出しとは別
    3. わが家の備え|学費は入れない
  3. 2. 金融機関を変更できない
    1. 変えるには解約して作り直す
    2. 重ねて申し込まない
    3. わが家の備え|親が使う証券会社で開く
  4. 3. 買えるのは投資信託だけ
    1. 個別株は買えない
    2. 専用の商品は証券会社ごとに違う
    3. わが家の備え|1本に決める
  5. 4. 枠は年60万円で繰り越せない
    1. 使わなかった枠は持ち越せない
    2. 売っても同じ年には使えない
    3. わが家の備え|数年かけて買う
  6. 5. 元本割れがあり損益通算できない
    1. 元本は保証されない
    2. 損失は他の口座と相殺できない
    3. わが家の備え|長く持てるお金だけ
  7. 6. 今ある資産は移せない
    1. 特定口座や一般口座から移せない
    2. ジュニアNISAからも移せない
    3. わが家の備え|売って買い直す
  8. 7. 口座のお金は子どもの財産になる
    1. 親が出すお金は贈与になる
    2. 祖父母からの分も合計する
    3. わが家の備え|子ども自身のお金を入れる
  9. それでも申し込んだ理由
    1. 子どもがお金を学ぶ場になる
    2. 引き出しにくいことが強みにもなる
    3. 18歳で大人のNISAに引き継がれる
  10. まとめ|入れるお金を先に決める
  11. よくある質問
    1. Q1. 12歳より前に、お金が必要になったらどうなりますか?
    2. Q2. 申し込んだあとで、やめることはできますか?
    3. Q3. 証券会社をあとから変えたくなったら?
    4. Q4. デメリットが多いなら、やめたほうがいいですか?

結論|使う時期が決まったお金は入れない

先に結論を書きます。こどもNISAのデメリットは、ほとんどが「途中で動かしにくい」ことから来ています。

だから、使う時期が決まっているお金は入れない。これが、わが家のいちばんの備えです。

引き出しには条件がある

こどもNISAのお金は、12歳になるまでは、原則として引き出せません。12歳以降は、子どもの同意などの条件を満たせば引き出せます。

金融機関はあとから変えられない

口座は1人1つで、金融機関の変更はできません。変えるには、一度口座を解約して作り直すことになります。18歳になる前に口座を解約すると、それまでの利益にさかのぼって税金がかかります。

口座のお金は子どもの財産になる

こどもNISAは子ども名義の口座で、中の資産は子ども本人の財産です。親の都合で使えるお金ではありません。

こどもNISAのデメリット7つとわが家の備え。引き出しには条件があるので学費は入れない、金融機関を変更できないので親が使う証券会社で開く、買えるのは投資信託だけなので1本に決める、枠は年60万円で繰り越せないので数年かけて買う、元本割れがあり損益通算できないので長く持てるお金だけ、今ある資産は移せないので売って買い直す、子どもの財産になるので子ども自身のお金を入れる
図1:7つのうち多くは、「途中で動かしにくい」ことから来ている。

1. 引き出しには条件がある

いちばん大きな注意点です。こどもNISAのお金は、18歳になるまで、自由には引き出せません。引き出せるかどうかは、子どもの年齢で変わります (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

年齢ごとの決まりと、口座の解約との違いを確かめます。年齢の区切りは、正確には「12歳である年」「3月31日時点で18歳である年の前年12月31日」です。

表1 こどもNISAの引き出しの決まり

子どもの年齢引き出し
12歳になるまで原則できない (災害などやむを得ない場合を除く)
12歳から17歳まで子どもの同意などの条件を満たせばできる
18歳から大人のNISAに移り、制限がなくなる

12歳からは条件つきで引き出せる

12歳の年からは、条件を満たせば引き出せます。使い道が子どものためであること、子どもが同意していることが条件で、金融機関への届出と審査が必要です。災害などやむを得ない場合も、非課税で引き出せる決まりになっています (出典:楽天証券 払出制限について)。

口座の解約は引き出しとは別

お金を引き出すことと、口座そのものを解約することは、別の手続きです。18歳になる前に口座を解約すると、こどもNISAで出た利益に、さかのぼって税金がかかります。口座は、解約せずに持ち続ける前提で考えます (出典:楽天証券 こどもNISA口座の解約)。

わが家の備え|学費は入れない

使う時期が決まっている学費は、こどもNISAに入れません。引き出すには子どもの同意と手続きが要り、払う時期に株価が下がっていることもあるからです (学費はこどもNISAに入れない理由)。

2. 金融機関を変更できない

こどもNISAの口座は、1人につき1つです。そして、あとから金融機関を変更することはできません (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

大人のNISAは年ごとに金融機関を変えられますが、こどもNISAは扱いが違います。

変えるには解約して作り直す

別の金融機関に移りたい場合は、一度こどもNISAの口座を解約して、新しく開設することになります。解約すると、それまでの利益にさかのぼって税金がかかります。

重ねて申し込まない

複数の金融機関で重ねて申し込むと、希望しないほうで口座が開くことがあります。申し込むのは1か所だけにします。なお、口座が開く前の2026年中は、申込のキャンセルができます。

わが家の備え|親が使う証券会社で開く

変えられない前提で、親が普段使っている楽天証券で申し込みました。画面が操作しやすく、家族の口座もそこにあるからです (こどもNISAの口座はどこで開く)。

3. 買えるのは投資信託だけ

こどもNISAで買えるのは、長期の積立・分散投資に向いた、一定の投資信託だけです。大人のNISAのつみたて投資枠の対象商品に準じます (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

選べる範囲について、3つの点を押さえます。

個別株は買えない

大人のNISAにある成長投資枠は、こどもNISAにはありません。個別の株式は買えず、子どもに株を持たせたい場合は、こども口座 (未成年口座) を使います。

専用の商品は証券会社ごとに違う

信託報酬がゼロの専用商品は、証券会社ごとに用意されています。口座を開いた証券会社で買える商品から選ぶことになります (楽天証券の信託報酬ゼロ投信の考え方)。

わが家の備え|1本に決める

選べる範囲が限られるのは、迷わずに済むという面もあります。わが家は、子どもと一緒に1本に決めました (こどもNISAは何を買う?)。

4. 枠は年60万円で繰り越せない

こどもNISAで買えるのは、1年に60万円まで、総額で600万円までです。この枠の使い方にも決まりがあります (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

まとまったお金を一度に入れたい人は、ここで計画が変わります。

使わなかった枠は持ち越せない

その年に使わなかった枠を、翌年に繰り越すことはできません。1年目に入れなかった分を、2年目にまとめて入れることはできない、ということです。

売っても同じ年には使えない

一度使った年間の枠は、売っても同じ年には戻りません。総額の枠は、買ったときの金額の分だけ、翌年に戻ります。

わが家の備え|数年かけて買う

今ある子ども名義の資産をこどもNISAで買い直すには、数年かかります。年60万円ずつ買う前提で、計画を立てました (売って買い直す手順)。

5. 元本割れがあり損益通算できない

こどもNISAで買うのは投資信託です。値下がりして、入れたお金を下回ることがあります。

値下がりしたときの扱いも、ふつうの課税口座とは違います。

元本は保証されない

預金や学資保険と違い、元本の保証はありません。短い期間で見ると、マイナスになる年もあります。

損失は他の口座と相殺できない

こどもNISAで出た損失は、課税口座の利益と相殺できません。損失を翌年以降に繰り越すこともできません (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

わが家の備え|長く持てるお金だけ

長く持つほど、結果の幅は狭くなる傾向があります。すぐに使う予定のない、長く置いておけるお金だけを入れます。子どもにも「必ず増える」とは伝えていません (子どもへの説明の記録)。

6. 今ある資産は移せない

すでに子ども名義で持っている投資信託や株式を、こどもNISAへそのまま移すことはできません (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。

移せない口座は、2つあります。

特定口座や一般口座から移せない

こども口座 (未成年口座) の特定口座や一般口座で持っている商品は、こどもNISAに入れられません。入れたいなら、一度売って現金にします。売った利益には、20.315%の税金がかかります。

ジュニアNISAからも移せない

ジュニアNISAで持っている資産は、そのまま持ち続けられますが、こどもNISAへは移せません (ジュニアNISAとこどもNISAの使い分け)。

わが家の備え|売って買い直す

子どもの口座にある投資信託は、売ってこどもNISAで買い直すつもりです。ジュニアNISAは、別の口座としてそのまま使います。

7. 口座のお金は子どもの財産になる

こどもNISAは、子ども名義の口座です。口座の中の資産は、子ども本人の財産になります (出典:楽天証券 こどもNISA)。

親が積み立てる場合は、お金の出どころにも気を配ります。

親が出すお金は贈与になる

親が自分のお金を子どもの口座に入れると、親から子への贈与になります。贈与税は、1年間にもらった財産の合計から、基礎控除110万円を引いた残りにかかります (出典:国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合)。

祖父母からの分も合計する

こどもNISAの枠は年60万円なので、それだけなら110万円に収まります。ただし、祖父母など他の人からもらった分も、合計して数えます。

わが家の備え|子ども自身のお金を入れる

わが家がこどもNISAに入れるのは、主に子どもがもらったお祝い金やお年玉です。もともと子どものお金なので、「これはあなたのお金だよ」と伝えられました。

たく
たく

デメリットの多くは、何のお金を入れるかで避けられる。入れる前に、そこを決めておくといいよ。

それでも申し込んだ理由

注意点を並べましたが、わが家は申し込みました。デメリットが、わが家の使い方では問題にならないからです。

理由を3つ書きます。

子どもがお金を学ぶ場になる

わが家がこどもNISAを使う目的は、子どもの金融教育です。自分の口座で、お金が増えたり減ったりするのを見られる場になります。

引き出しにくいことが強みにもなる

12歳からの引き出しには、子どもの同意が要ります。親が勝手に使えないので、子どものお金として守られるしくみだと考えています。

18歳で大人のNISAに引き継がれる

成人すると、残高は大人のNISAのつみたて投資枠に移り、枠は1,800万円に広がります (出典:楽天証券 こどもNISAの取引・ルール)。子どもが自分で続けられる形で、引き継がれます。

まとめ|入れるお金を先に決める

もう一度、要点です。こどもNISAのデメリットは、入れるお金の選び方で、ほとんど避けられます。

  • 引き出しには条件がある:12歳になるまでは原則できない。12歳以降は、子どもの同意などの条件つき
  • 金融機関を変更できない:変えるには口座を解約して作り直す。解約すると、利益にさかのぼって課税
  • 買えるのは投資信託だけ:個別株は不可。専用商品は証券会社ごと
  • 枠は年60万円:繰り越せない。売っても同じ年には使えない
  • 元本割れがある:損失は、他の口座と相殺できない
  • 今ある資産は移せない:特定口座もジュニアNISAも、そのままでは移せない
  • 子どもの財産になる:親が出すお金は贈与。年110万円の基礎控除を意識する

まず、こどもNISAに入れるのは「誰のための、いつ使うお金か」を書き出してください。使う時期が決まっているお金は、別の置き場に分けるのが安心です。

こどもNISAは、親の口座がある証券会社から

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※口座開設は無料です。当ブログでは筆者が実際に使っている証券会社のみ紹介しています

よくある質問

Q1. 12歳より前に、お金が必要になったらどうなりますか?

原則として引き出せません。災害などやむを得ない場合は、非課税で引き出せるとされています。それ以外で口座を解約すると、利益にさかのぼって税金がかかります。

Q2. 申し込んだあとで、やめることはできますか?

2026年中は、申込のキャンセルができます。口座が開くのは2027年1月以降だからです。口座が開いたあとにやめる場合は、解約の扱いになります。

Q3. 証券会社をあとから変えたくなったら?

変更はできず、解約して作り直すことになります。解約すると、それまでの利益に税金がかかります。変えない前提で選んでください。

Q4. デメリットが多いなら、やめたほうがいいですか?

入れるお金しだいだと考えます。長く置いておける、子ども自身のお金なら、デメリットの多くは問題になりません。学費のように使う時期が決まったお金は、別に用意するのが安心です。

この記事は、筆者の実体験と、楽天証券・国税庁の公開資料 (2026年10月10日に確認) をもとにまとめたものです。取引のルールは金融機関によって異なる場合があり、今後変わることもあります。申し込む前に、口座を開く金融機関の最新の案内を確認してください。税金の扱いは、税務署や税理士に確かめてください。

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