証券口座の乗っ取りが話題になるなか、お金の出入り口になる銀行口座の守りも気になるところです。楽天銀行には設定できる守りがたくさんありますが、どれを選べばよいか迷います。
私は、楽天銀行を楽天証券とつないで使っています。楽天銀行の画面では、わが家のセキュリティ状況は「最高」の表示です。
この記事では、私が楽天銀行で設定している8つを、画面つきで書きます。設定と同じくらい大事にしている、銀行に置くお金の決め方もあわせて紹介します。
- 楽天銀行で設定しておきたい8つの守り
- パソコンとスマホのログインの守り方
- 振込とATMの上限で被害を小さくする
- 銀行に置くお金の決め方

銀行にも、証券口座みたいな設定があるの?

あるよ。銀行はお金を外に出せる場所だから、入られにくくするだけでなく、出ていく額の上限を決めておくのが大事なんだ。
結論|楽天銀行で設定している8つ
先に結論です。楽天銀行では、次の8つを設定しています。役割で4つに分けました。
証券口座の記事と違うのは、「被害の上限を決める」がある点です。
入られにくくする
ワンタイム認証、合言葉、パソコンのログイン制限、スマホのアクセス制限です。
入られても動かせなくする
IP制限サービスで、決まった環境以外からの取引を止めます。
被害の上限を決める
振込限度額とATM出金制限で、出ていくお金の上限を決めます。
入られても気づく
取引通知メールで、ログインや入出金を知らせてもらいます。

設定は、ログイン後の「セキュリティ設定」の画面にまとまっています。

1〜4. 入られにくくする
まずは、ログインと取引の入口を固めます。パスワードが漏れても、それだけでは入れない形にするのが目的です。
1. ワンタイム認証を使う
ワンタイム認証は、重要な取引のときに、登録したメールアドレスへ1回限りのパスワード (ワンタイムキー) を送る仕組みです。IDやパスワード、暗証番号を盗まれても、ワンタイムキーを受け取れなければ取引はできません (出典:楽天銀行 ワンタイム認証)。
セキュリティ設定の画面には、ワンタイムキーを必ず受け取れるよう、複数のメールアドレスを設定してくださいと書かれています。わが家は、メールアドレスを3つ登録していて、そのうち2つをワンタイム認証に使う設定にしています。この記事を書くために画面を見直したとき、1つだけになっていたので、2つに増やしました。
2. 合言葉を設定する
合言葉は、ログインのときに、事前に決めた質問の答えで本人を確かめる仕組みです。パソコンとスマートフォンのサイトでは、ログインのときの合言葉の登録が必須になっています (出典:楽天銀行 合言葉認証)。
3. パソコンのログイン制限
「ログイン制限サービス」は、パソコンからのログインに認証を加える設定です。銀行を装ったメールのリンクをうっかり押してしまったときなどの、不正なログインを防ぐと案内されています (出典:楽天銀行 ログイン制限)。
わが家は「設定中」にしていて、パソコンからはワンタイム認証を通してログインしています。
4. スマホはアプリだけにする
「モバイルアクセス制限」は、スマホからのログインを制限する設定です。クイックログインを設定したスマホアプリからだけログインを許す、といった選び方ができ、同じスマホでもブラウザからのログインは止まります (出典:楽天銀行 モバイルアクセス制限)。
わが家は「設定中」にしていて、スマホではアプリの生体認証でログインしています。
使っていないセキュリティカード
セキュリティカードは、口座を開いたときに郵送で届きました。ただ、私は使った記憶がありません。いまはワンタイム認証で取引を確かめています。
5. IP制限で取引を止める
5つ目は、入られても動かせなくする設定です。「IP制限サービス」は、ふだん使うインターネットの接続先 (IPアドレスなど) を登録し、それ以外の環境からの暗証番号を伴う取引を止めます (出典:楽天銀行 IP制限サービス)。
画面でも強くすすめられている
セキュリティ設定の画面では、IP制限サービスに「お客さまの預金を守るため必ず設定してください」と赤字で書かれています。わが家は「設定中」です。
外出先では一時的に外せる
登録できる接続先は5つまでです。登録していない環境から取引したいときは、ワンタイム認証で一時的に解除できます。
6〜7. 被害の上限を決める
銀行の守りでいちばん大事だと考えているのが、ここです。入られてしまっても、出ていくお金に上限があれば被害は小さく済みます。
6. 振込限度額を下げた
振込限度額は、1日に振り込める金額の上限です。個人の口座は、最初は100万円に設定されています (出典:楽天銀行 振込限度額変更)。
わが家は、この限度額を初期の100万円から下げています。ふだんの振込に足りる額にしておけば、困ることはありません。
7. ATMの出金も絞る
ATM出金制限では、ATMでの引き出しの停止、1日の出金限度額 (口座開設時は50万円)、使えるATM、引き出せる時間帯を設定できます (出典:楽天銀行 ATM出金制限)。

わが家は、使うATMを決めて、限度額と引き出せる時間帯も設定しています。隣にある「ログイン履歴閲覧」では、過去のログインの記録を確かめられます。
8. 取引通知メールで気づく
8つ目は、気づくための設定です。取引通知メールは、ログインや入出金、登録情報の変更があったときに、メールで知らせてくれます (出典:楽天銀行 取引通知メール)。
夜間の通知も受け取る
「夜間配信」を受け取らない設定にすると、21時から8時までは通知が届きません。わが家は、夜間配信も受け取る設定にしています。

通知のリンクからは入らない
身に覚えのない通知が届いたときも、メールのリンクからはログインしません。ブックマークから開いた楽天銀行で確かめます。
そもそも銀行に置くお金を絞る
設定と同じくらい大事にしているのが、銀行にいくら置いておくかです。置いていないお金は、盗られようがありません。
現金は生活費の12か月分まで
わが家は、楽天証券と楽天銀行にある現金の合計を、基礎的な生活費の12か月分程度までにしています。
まとまったお金は別の形で
それより多いまとまったお金は、主に株式と、個人向け国債などの債券で持っています。楽天証券の積立も、楽天銀行とつないで動かしています (楽天証券の積立設定)。

守りの設定と、置くお金の量。この2つで、万一のときの被害の大きさが決まると思っているよ。
まとめ|出ていく額の上限を決めておく
もう一度、要点です。楽天銀行では、次の8つを設定しています。
- ワンタイム認証:重要な取引は、メールに届くワンタイムキーで確かめる
- 合言葉:ログインのときに本人を確かめる
- パソコンのログイン制限:認証を加えてログインする
- モバイルアクセス制限:スマホはアプリだけにする
- IP制限サービス:決まった環境以外からの取引を止める
- 振込限度額:初期の100万円から下げる
- ATM出金制限:使うATM、限度額、時間帯を決める
- 取引通知メール:夜間の通知も受け取る
まず、ログイン後の「セキュリティ設定」で、IP制限サービスと振込限度額がどうなっているかを確かめてください。証券口座の守りは、楽天証券のセキュリティ設定とSBI証券のセキュリティ設定にまとめています。
よくある質問
Q1. 振込限度額は、いくらにすればいいですか?
ふだんの振込に足りる額にしておくのが目安です。大きな振込が必要なときだけ、ログイン後の画面から上げることもできます。
Q2. IP制限を設定すると、外出先で困りませんか?
ワンタイム認証で一時的に解除できます。登録していない環境から取引したいときは、その場で解除してから使う形です。
Q3. スマホのアプリだけにすると、ブラウザでは使えませんか?
クイックログインのアプリだけを許す設定にすると、同じスマホでもブラウザからはログインできません。わが家は、スマホではアプリを使っています。
Q4. セキュリティカードは使わないといけませんか?
わが家は使った記憶がありません。取引の確認は、ワンタイム認証で行っています。
この記事は、筆者の実体験と、楽天銀行の公開資料 (2026年10月24日に確認) をもとにまとめたものです。画面や機能は変わることがあります。設定の前に、楽天銀行の最新の案内を確認してください。対策をしても、被害を完全に防げるわけではありません。


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