「高配当株に興味はあるけど、どの証券会社で・どうやって始めればいいの?」「銘柄ってどう選ぶの?」――いざ始めようとすると、最初の一歩でつまずきがちです。
結論から言うと、高配当株 (日本の個別株) 投資を始めるなら、手数料が無料で単元未満株が買える証券会社を選び、利回りだけでなく財務をチェックして選ぶのが失敗しないコツです。
この記事では、私が実際に高配当株を買いながら分析してきた経験をもとに、証券会社の選び方・口座開設・銘柄の選び方を初心者向けに解説します。

高配当株って、持ってるだけで配当がもらえるやつだよね?難しそう…

そう、保有しているだけで年1〜2回配当がもらえるんだ。証券会社と銘柄選びのコツさえ押さえれば、初心者でも始められるよ
- 2019年から日本の高配当株に投資している50代の会社員です
- 現在、国内の個別株を約90銘柄保有し、配当金の合計が、毎月の住居費と水道光熱費をまかなえるくらいになっています
- 最近は地元・愛知の上場企業を自分で財務分析して選ぶことにも興味を持ち始め、その分析記事も公開しています
👉 詳しい経歴はプロフィールをご覧ください。
- 証券会社は「国内株の手数料無料・1株 (単元未満株) OK・新NISA対応」で選ぶ
- 銘柄は配当利回り3〜5%+財務 (配当性向・自己資本比率など) でチェック
- まずは1株から、複数銘柄に分散して始める
高配当個別株は「どの証券会社で始めるか」で決まる
高配当株 (日本の個別株) を始めるなら、証券会社選びで見るべきは次の3点です。
- 国内株の取引手数料が無料か (配当目的の長期保有でもコストを抑えられる)
- 単元未満株 (1株から)が買えるか (少額・分散で高配当株を集めやすい)
- 新NISAの成長投資枠に対応しているか (配当を非課税で受け取れる)
主要ネット証券3社の比較
| 証券会社 | 国内株手数料 | 単元未満株 | 新NISA | クレカ積立 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 原則無料 | かぶミニ® (1株〜) | ○ | 楽天カード | 楽天ポイント |
| SBI証券 | 原則無料 | S株 (1株〜) | ○ | 三井住友カード | Vポイント/Ponta等 |
| マネックス証券 | 条件により無料 | ワン株 (1株〜) | ○ | dカード等 | マネックスポイント |
結論から言うと、日本の高配当株に一番向いているのはSBI証券 (銘柄数が多くS株も使いやすい) です。ただ、楽天証券も手数料無料・単元未満株 (かぶミニ) 対応で、高配当個別株投資を始めるには十分。楽天ポイントや楽天銀行と連携して使える点も便利です。すでに楽天経済圏の人なら楽天証券、こだわりがなければお好みで選んで問題ありません。

僕自身が個別株投資を始めた頃は、単元未満株を当時最安値の手数料で購入できたSBIネオモバイル証券という証券会社で買い始めたんだけど、SBIネオモバイル証券がSBI証券へ統合されてからはSBI証券で高配当個別株投資をしているよ。
楽天証券も手数料無料で1株からほとんどの銘柄が買えるから、高配当株集めにはどちらを選んでも問題ないよ。
高配当個別株投資を始める3ステップ
- 証券口座を開設する (SBI証券または楽天証券。新NISA口座も同時に申し込む)
- 入金して、買いたい高配当銘柄を選ぶ (次章の選び方を参考に)
- 単元未満株で少額から買う (数株ずつ複数銘柄に分散するとリスクを抑えられる)
口座開設は無料で、スマホとマイナンバーカードがあればオンラインで完結します。配当を非課税で受け取るために、必ず新NISA (成長投資枠) の口座もセットで申し込みましょう。

高配当銘柄の選び方|利回りだけで選ばない
初心者が一番やりがちな失敗が「利回りの高さだけで選ぶ」こと。利回りが極端に高い銘柄は、株価が下がっているだけ=業績悪化や減配のサインのこともあります。
目安は配当利回り3〜5%。そのうえで、配当を払い続ける体力があるかを財務指標でチェックします。
- 配当性向:利益のうち配当に回す割合 (高すぎ=無理な配当の可能性)
- 自己資本比率:財務の健全性 (高いほど安定)
- 営業利益率・EPS:本業の稼ぐ力と1株あたり利益
- 連続増配・配当維持の実績 (減配しにくいか)
このブログでは、実際に上場企業を財務7指標で分析して優良高配当株を選ぶ記事を公開しています。具体的な分析例として参考にしてください。
- 【豊橋発】高配当株はこの1社|上場4社を財務7指標で徹底分析
- 【名古屋発】高配当株はこの6社|配当利回り3%超の優良銘柄を厳選
- 【刈谷発】高配当株はこの2社|トヨタグループ城下町の優良銘柄を全件チェック
- 【豊田発】トヨタ城下町に高配当の優良株はあるか?上場4社を財務7指標で検証
- 【岡崎発】買える高配当株はどれ?上場4社を財務7指標で検証

高配当個別株投資のメリット・デメリット
先ずはデメリット
- 減配・無配リスク:業績次第で配当が減る/止まることがある
- 株価下落リスク:成熟企業が多く、値上がり益は大きくないことも
- 集中リスク:少数銘柄に偏ると一社の不調が響く (分散が大切)
メリット
- 保有しているだけで定期的に配当 (不労所得)が入る
- 配当を再投資すれば複利で増やせる
- 下落局面でも配当が心の支えになり、長期保有を続けやすい
- 新NISA成長投資枠なら配当が非課税
なお、「個別の高配当株は不安」という方は、インデックス投資 (全米・全世界株式) と組み合わせるのもおすすめです。インデックスの実証比較はこちら:SBI・V VTIと楽天VTIの違いは?運用益に差が出る理由を8か月の実証で解説。50代からの始め方は【50代の投資】月3万円で14年後728万円もどうぞ。

高配当株が向いている人
- 値上がり益より定期的な配当 (インカム)が欲しい人
- 退職・セミリタイア後のキャッシュフローを作りたい50〜60代
- 自分で銘柄を調べる“投資の手応え”を楽しみたい人
なお、勤務先の持株会で自社株に資産が偏っている方は、退会して分散の効いた高配当株に組み替えるのも一つの方法です。持株会の税金や退会・引き出しの手続きは、持株会の税金と確定申告・持株会のやめ方で解説しています。
👉 「個別株はいきなり怖い」という方は、インデックスで含み益を作り、”投資はプラスサム”を体感してから始める方法もあわせてどうぞ。
👉 高配当株を「ETF・投信」で手軽に持つか、「個別株」で自分が選ぶか迷う方は、高配当株ETF・投信は「ここが惜しい」|個別株との違いもあわせてどうぞ。
👉 「50代からではもう遅いのでは…」と感じている方は、50代から高配当株は遅い?45歳で始めて51歳になった私の答えで、遅くない理由と50代ならではの始め方を解説しています。
👉 銘柄を選べたら、次は「いつ買うか」です。私は買い時を当てにいかず、購入ライン (税引前3%になる株価) を先に決めて、株価がそこに来るのを待ちます。→ 高配当株はいつ買う?買い時を「当てない」方法
👉 そして買った後、「減配」が起きたときの備えは 高配当株が減配されたらどうする? にまとめています。慌てて売らず、3つの問いで判断する方法です。
👉 銘柄選びの土台になる「業種の分散」の組み方は 高配当株のセクター分散のやり方 で、私の実際の構成 (93銘柄・26業種) と一緒に解説しています。
まとめ:まずは口座を開いて1株から
- 証券会社は「手数料無料・単元未満株・新NISA対応」で選ぶ (楽天証券・SBI証券など)
- 銘柄は利回り3〜5%+財務 (配当性向・自己資本比率など) でチェック
- 単元未満株で数株から、複数銘柄に分散
- 新NISA成長投資枠で配当を非課税に
高配当株は、考えているだけでは1円も配当金はもらえません。まずは無料で口座を開いて、数株 (数千円〜一万円程度) で複数銘柄で分散させて始めてみるのが一番の近道です。楽天証券やSBI証券なら手数料無料・1株から買えるので、最初の1社におすすめです。
※手数料・サービス内容・キャンペーンは変更されることがあります。最新の情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。本記事は一般的な情報提供であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。なお、運営者は投資助言業者・金融商品仲介業者ではなく、本記事は個人の実体験に基づく一般的な情報提供です。


